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執筆者の写真Cotackey

ユーザー感情ーその3:幸福感に浸りたい


顧客満足度より「感情的つながり」を重視せよ」からヒントを得てユーザー感情について、少しずつまとめていきます。

3.幸福感に浸りたい

現状の不満を改善すべく新しい製品やサービスを購入する人は沢山いると思います。月々の携帯使用料が高いから他のプランに変更する場合は、使用料高から低へすることによってお金のストレスから解放されます(飛躍して幸福感を得る)。将来に希望を持ちたい

1を1より大きくしたいことに近く。今回は-1を0に近づけたい内容です。

人は、無意識のうちに期待通りで調和がとれるように、対立・危険・ストレスに無縁な状態を目指しています。

この項目の感情数値が高いユーザーに対しては、着実に改善できればまず、問題ありません。二番目以降に高い他のユーザー感情で差がつくと、他の製品に移ってしまうでしょう。

それでは、あなたの担当しているサービス又はこれから担当するサービスに対して、このユーザー感情を計測していきましょう。この計測により、担当しているサービス(あなたが必死に考えたユーザー体験)に対してユーザーがとう感じているかわかるはずです。

UX白書を参考にした予期的UX・予期的UX・一時的UX・エピソード的UX・累積的UX・再生UXそれぞれの期間に対し、「将来に希望を持ちたい」要素があるアンケートをすると、以下のようになります。

◼︎予期的UX(利用前:認知前)

新しいスマホカバーを買って、外的衝撃からスマホを保護したいと思いますか?

◼︎予期的UX(利用前:認知後/購入前)

そのスマホカバーを買うと、外的衝撃からスマホが保護されると思いますか?

◼︎一時的UX(利用中:機能体験中<購入後1週間>)

そのスマホカバーを買ったのち、外的衝撃からスマホが保護されていますか?

◼︎エピソード的UX(利用後:機能体験後<購入後1ヶ月>)

 そのスマホカバーを買ったのち、外的衝撃からスマホが保護されていますか?

◼︎累積的UX(利用期間全体:中長期の体験<購入後6ヶ月>)

そのスマホカバーを買ったのち、外的衝撃からスマホが保護されていますか?

◼︎再生UX(解約後:他サービス体験中・再利用再契約まで)

 前のスマホカバーを買ったのち、外的衝撃からスマホが保護されていますか?

※スマホカバーを購入したユーザーを例にして、11段階評価。

※スマホカバーの訴求ポイントを質問文に入れると相手はイメージしやすいです。 ※他のユーザー感情に対して「将来に希望を持ちたい」の感情数値が高ければ、さらに「なぜ」そう判断したか深く聞き、機能へ落とし込むことをお勧めします。 次週は4つ目の感情についてまとめます。

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