「顧客満足度より「感情的つながり」を重視せよ」からヒントを得てユーザー感情について、少しずつまとめていきます。
5.感動や興奮を味わいたい
普段見られない現象や味わえない体験をしたくなり、体験ツアーやアーティストのコンサートのチケットを購入した方は多いと追います。
この項目の感情数値が高いユーザーに対しては、刺激的で楽しいイベントなどに参加してもらい他では体験できない圧倒的な快感と興奮を提供すれば良いと思われます。ただ人は常にさらに良いものを欲する生き物なので、どんどん要求難易度は上がっていきます。体験自体のバライティ自体で対処することは非常に困難です。期間や対象人数など限定要素 を盛り込まないと商売にはならないでしょう。
それでは、あなたの担当しているサービス又はこれから担当するサービスに対して、このユーザー感情を計測していきましょう。この計測により、担当しているサービス(あなたが必死に考えたユーザー体験)に対してユーザーがとう感じているかわかるはずです。
UX白書を参考にした予期的UX・予期的UX・一時的UX・エピソード的UX・累積的UX・再生UXそれぞれの期間に対し、「感動や興奮を味わいたい」要素があるアンケートをすると、以下のようになります。
※今回の感情はスマホカバーとあまり関係ない感情かもしれません。あきらかに関係のない感情の質問は飛ばしたほうが、質問項目が減って良いと思います。
◼︎予期的UX(利用前:認知前)
新しいスマホカバーを買って、今までにない感動や興奮を味わいたいと思いますか?
◼︎予期的UX(利用前:認知後/購入前)
そのスマホカバーを買うと、今までにない感動や興奮を味えると思いますか?
◼︎一時的UX(利用中:機能体験中<購入後1週間>)
そのスマホカバーを買ったのち、今までにない感動や興奮を味わえましたか?
◼︎エピソード的UX(利用後:機能体験後<購入後1ヶ月>)
そのスマホカバーを買ったのち、今までにない感動や興奮を味わえましたか?
◼︎累積的UX(利用期間全体:中長期の体験<購入後6ヶ月>)
そのスマホカバーを買ったのち、今までにない感動や興奮を味わえましたか?
◼︎再生UX(解約後:他サービス体験中・再利用再契約まで)
前のスマホカバーを買ったのち、今までにない感動や興奮を味わえましたか?
※スマホカバーを購入したユーザーを例にして、11段階評価。
※スマホカバーの訴求ポイントを質問文に入れると相手はイメージしやすいです。 ※他のユーザー感情に対して「感動や興奮を味わいたい」の感情数値が高ければ、さらに「なぜ」そう判断したか深く聞き、機能へ落とし込むことをお勧めします。 次週は6つ目の感情についてまとめます。
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