「顧客満足度より「感情的つながり」を重視せよ」からヒントを得てユーザー感情について、少しずつまとめていきます。
4.自由・解放感を得たい
会社の人間関係に疲れたからパッと一人旅に出たいときなど、義務や制約に囚われず独立独歩を貫こうとする人。皆さん自身や周囲に必ずいると思います。
この項目の感情数値が高いユーザーに対しては、最近はやりのシェア機能やいいねボタンなど他人の評価が必要な内容のサービスや商品は効かないと言えます。
それでは、あなたの担当しているサービス又はこれから担当するサービスに対して、このユーザー感情を計測していきましょう。この計測により、担当しているサービス(あなたが必死に考えたユーザー体験)に対してユーザーがとう感じているかわかるはずです。
UX白書を参考にした予期的UX・予期的UX・一時的UX・エピソード的UX・累積的UX・再生UXそれぞれの期間に対し、「将来に希望を持ちたい」要素があるアンケートをすると、以下のようになります。
※今回の感情はスマホカバーとあまり関係ない感情かもしれません。あきらかに関係のない感情の質問は飛ばしたほうが、質問項目が減って良いと思います。
◼︎予期的UX(利用前:認知前)
新しいスマホカバーを買って、スマホの制約に囚われない使い方をしたいと思いますか?
◼︎予期的UX(利用前:認知後/購入前)
そのスマホカバーを買うと、スマホの制約に囚われない使い方ができると思いますか?
◼︎一時的UX(利用中:機能体験中<購入後1週間>)
そのスマホカバーを買ったのち、スマホの制約に囚われない使い方ができていますか?
◼︎エピソード的UX(利用後:機能体験後<購入後1ヶ月>)
そのスマホカバーを買ったのち、スマホの制約に囚われない使い方ができていますか?
◼︎累積的UX(利用期間全体:中長期の体験<購入後6ヶ月>)
そのスマホカバーを買ったのち、スマホの制約に囚われない使い方ができていますか?
◼︎再生UX(解約後:他サービス体験中・再利用再契約まで)
前のスマホカバーを買ったのち、スマホの制約に囚われない使い方ができていますか?
※スマホカバーを購入したユーザーを例にして、11段階評価。
※スマホカバーの訴求ポイントを質問文に入れると相手はイメージしやすいです。 ※他のユーザー感情に対して「将来に希望を持ちたい」の感情数値が高ければ、さらに「なぜ」そう判断したか深く聞き、機能へ落とし込むことをお勧めします。 次週は5つ目の感情についてまとめます。
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